
防草に砂利を敷くと効果がある?|お庭の雑草対策
庭に無数に生えてくる雑草...雑草は放っておくとどんどん生長して、抜いても雑草は新しく生えてきます。
そんな雑草対策の一つが防草対策に砂利が効果的。また、砂利だけではなく防草シートを組み合わせて使えば、さらに防草効果が期待できます。
砂利が防草に向いている理由や砂利と防草シートを組み合わせて使った方法などをご紹介しますので、より効果的な方法でお庭の雑草対策をしましょう。
砂利が防草に効果的といわれる理由

1:砂利を敷くと地面に直接日光が当たらなくなる
庭に砂利を敷くことで、雑草の根元や種に日光が当たることを防ぐ効果があります。日光を遮ることで雑草の生長を抑えられます。砂利を5cmほどの厚さで地面の上に敷いて、層を作って日光を遮りましょう。
2:砂利自体に雑草は生えにくくなる
砂利を敷いたあとにすき間から雑草が生えてきても、厚い砂利の層があることで地面に根付きにくく雑草が抜きやすくなります。
砂利を敷くことで、土が露出したままの地面より雑草が生えてくるのを抑えます。
あれ、雑草が砂利のすき間から!生えてきた?
防草用に砂利を敷いたのにも関わらず、雑草がすき間から生えてきてしまう場合があります。
1:踏まれることで土が表面に近づく
庭を歩いていると砂利は次第に地中に沈みます。砂利の下にある土がすき間から露出し、露出した土に雑草の種が根付くと、せっかく砂利を敷いてもふたたび雑草が生えてきます。
2:わずかな光で雑草は生える、、、
雑草は生命力が強く、わずかに日光が差すだけでもどんどん伸びます。前日に雨が降り翌日が晴天だった場合、雨水と日光を吸収して雑草が伸びる速度が上がります。砂利を敷いただけでは、すき間に光が入り込み雑草が生えてくるおそれがあります。
砂利と防草シートで防草効果を向上!
防草効果をさらに高めるために、単に砂利を敷けばいいというわけではありません。砂利を敷いてもすき間ができてしまうと種が根付いたり日光が入り込んだりして、雑草が伸びてしまいます。そこで「防草シート」です。
防草シートを敷くと太陽の光を遮ることができます。防草には砂利と防草シートを組みわせることをおススメします。
上下2層で雑草が生えるのを防ごう
防草シートは紫外線をカットする効果があり、裏面は雑草の突き抜けを防ぐことが出来ます。防草シートには、織布タイプと不織布タイプがあります。
織布タイプだと雑草の種類によっては、織布を貫通してしまうおそれがあります。不織布タイプは織布タイプと雑草の貫通を防ぎやすくなっているのです。
防草に効果的な砂利と防草シートの敷き方
- 雑草を抜く
雑草を抜き、地面の状態をきれいにしておきます。雑草が残ったままそのうえから砂利や防草シートを敷くと、雑草が生えてくる原因となります。
- 整地・転圧をする
雑草をきれいに取り除いたら、防草シートと砂利を敷くための土台作りです。地面が平らに整っていないと、砂利を均等に敷くことができません。そのため、砂利を敷く前は、地面を平らにならすことをおススメします。
地面は平らにするだけではなく、しっかりと固めておきましょう。地面が柔らかいままだと、砂利が土の中に埋まってしまう原因になります。防草効果を持続させるためにも、地面を踏み固めてください。
- 防草シートを敷く
地面を整えたら、次は防草シートを敷きます。防草シートをつなぎ合わせる場合は、すき間をなくすためにもつなぎ目が重なるようにしましょう。
つなぎ目を重ねるのは防草シートがずれて、そのすき間から雑草が生えてくることを防ぐためです。
- 砂利を敷く
地面に防草シートを敷いたら、その上から砂利を敷きます。全体が均等な厚さになる砂利を敷き防草シートが見えなくなるように、十分な厚みで砂利を敷いていきましょう
それでも雑草が生えてくる!防草シートや砂利は定期的な敷き替えをしよう
防草シートは砂利を敷かずにむき出し状態で使用すると劣化が早く、砂利を敷き表面を守ることで長持ちさせることができるのです。
砂利は雨風や人が歩いているうちに、次第に層が薄くなっていきます。砂利のすき間から生えてくる雑草が増えてきたなと思ったら、砂利のつぎ足しや防草シートの敷き替えをおこなってください。
まとめ
庭などの地面の上に砂利を敷くことで、雑草が地面から生えてくるのを防ぐことができます。ただ防草用に砂利を敷くだけでは、砂利が地面に埋もれていきます。そこから土が露出し雑草はふたたび生えてきます。
ご自宅庭に雑草が生えない為の防草方法をおためしください。